【1級土木施工管理技士】道路・舗装を徹底攻略|路盤・コート・転圧温度のすべて

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1級土木施工管理技士 第一次検定対策

「道路・舗装」を徹底攻略!
路盤・コート・転圧温度のすべて

最終更新: 2026.07.08 | 分野: 専門土木

道路・舗装は専門土木で毎年4問前後と出題数が多い分野。「2つのコートの役割」「敷均し・転圧の温度と順序」「路盤の工法」が3本柱で、いずれも数字と役割の暗記で対応できます。

1舗装の構成とプライム/タックコート

アスファルト舗装の構成と2つのコート
図1 舗装の構成 ― プライムは路盤の上、タックは基層の上
プライムコートとタックコートの違い
図2 2つのコートの対照表 ― 役割の入れ替えが最頻出
  • プライムコート: 路盤の仕上げ面に散布。路盤の保護・水の浸透防止・上の層とのなじみをよくする。
  • タックコート: 基層の上(表層との間)に散布層と層の付着(接着)が役割。
「タックコートは路盤の上に散布する」→ ✕(それはプライム)「プライム=下地(路盤)、タック=接着(層間)」。カタカナの音で「タック=くっつく(接着)」と覚えると混ざりません。

2路床・路盤の施工

  • 路床: 舗装を支える約1mの土の部分。敷均し25〜30cm以下・仕上り20cm以下(土工の数字)。支持力はCBR試験・プルーフローリング(荷重車を走らせてたわみを確認)でチェック。
  • 下層路盤: 現地材料を活用しやすい。クラッシャラン(粒状路盤)・セメント安定処理・石灰安定処理。1層仕上り厚20cm以下が目安。
  • 上層路盤: 品質の高い工法。粒度調整砕石・セメント/石灰安定処理・瀝青安定処理。1層仕上り厚15cm以下(粒調)が目安。
  • 路盤の締固めは最適含水比付近で行い、降雨後の高含水比時は施工を避ける。
「下層=クラッシャラン、上層=粒度調整」の対応と、プルーフローリング=路床・路盤のたわみ確認はそのまま出ます。

3アスファルト混合物の施工 ― 温度と転圧順序

アスファルト混合物の締固め順序と温度
図3 転圧の順序 ― 継目→初転圧(ロードローラ)→二次→仕上げ
  • 敷均しはアスファルトフィニッシャで行い、敷均し時の温度は110℃を下回らないようにする。
  • 転圧順序: ①継目転圧 → ②初転圧(ロードローラ・110〜140℃) → ③二次転圧(タイヤローラ又は振動ローラ) → ④仕上げ転圧(ローラマーク消し)
  • ローラは駆動輪を先(フィニッシャ側)に向けてゆっくり転圧。急停止・急旋回は変形のもと。
  • 交通開放は舗装表面温度が50℃以下になってから(初期のわだち掘れ防止)。
  • 寒冷期や風が強い日は温度低下が速いため、敷均し後すみやかに転圧する。
温度の数字替え: 「敷均しは90℃以上あればよい」✕(110℃)「70℃以下で交通開放」✕(50℃以下)。順序替え: 「初転圧はタイヤローラ」✕(ロードローラ)

4継目と補修

  • 継目(ジョイント)は密度が小さくなりやすい弱点。上・下層の継目は同じ位置に重ねない
  • 横継目は平坦性に影響するため、既設側にすりつけて丁寧に締め固める。ホットジョイントでは同時施工でなじませる。
  • 補修: わだち掘れ→切削オーバーレイ等/ひび割れ→シール材注入・打換え。流動によるわだちはアスファルト、摩耗によるものは表層の劣化が主因。

5頻出ひっかけ総まとめ+一問一答

ひっかけ文(すべて✕)正しい知識
タックコートは路盤上に散布路盤上はプライムコート
プライムコートは基層と表層を接着接着はタックコート
敷均し温度は90℃を下回らない110℃を下回らない
初転圧はタイヤローラで行うロードローラ(110〜140℃)
交通開放は70℃以下で行う50℃以下
上下層の継目は同位置に揃える重ねない(ずらす)

章末チェック ― 一問一答8問(○×)

  1. プライムコートは、路盤の仕上げ面に散布して路盤を保護し、上層とのなじみをよくする。
    答: ○
  2. タックコートは、基層と表層の付着をよくするために散布する。
    答: ○
  3. アスファルト混合物の敷均し時の温度は、110℃を下回らないようにする。
    答: ○
  4. 初転圧は、タイヤローラを用いて140〜160℃で行う。
    答: ロードローラ・110〜140℃
  5. 仕上げ転圧は、ローラマークを消すために行う。
    答: ○
  6. 交通開放は、舗装表面温度がおおむね50℃以下となってから行う。
    答: ○
  7. 上層と下層の継目の位置は、施工しやすいよう同一箇所に揃える。
    答: 重ねない
  8. プルーフローリングは、路床・路盤のたわみ(不良箇所)を確認する方法である。
    答: ○

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