1級土木施工管理技士 第一次検定対策
「道路・舗装」を徹底攻略!
「道路・舗装」を徹底攻略!
路盤・コート・転圧温度のすべて
道路・舗装は専門土木で毎年4問前後と出題数が多い分野。「2つのコートの役割」「敷均し・転圧の温度と順序」「路盤の工法」が3本柱で、いずれも数字と役割の暗記で対応できます。
1舗装の構成とプライム/タックコート
図1 舗装の構成 ― プライムは路盤の上、タックは基層の上
図2 2つのコートの対照表 ― 役割の入れ替えが最頻出
- プライムコート: 路盤の仕上げ面に散布。路盤の保護・水の浸透防止・上の層とのなじみをよくする。
- タックコート: 基層の上(表層との間)に散布。層と層の付着(接着)が役割。
「タックコートは路盤の上に散布する」→ ✕(それはプライム)。「プライム=下地(路盤)、タック=接着(層間)」。カタカナの音で「タック=くっつく(接着)」と覚えると混ざりません。
2路床・路盤の施工
- 路床: 舗装を支える約1mの土の部分。敷均し25〜30cm以下・仕上り20cm以下(土工の数字)。支持力はCBR試験・プルーフローリング(荷重車を走らせてたわみを確認)でチェック。
- 下層路盤: 現地材料を活用しやすい。クラッシャラン(粒状路盤)・セメント安定処理・石灰安定処理。1層仕上り厚20cm以下が目安。
- 上層路盤: 品質の高い工法。粒度調整砕石・セメント/石灰安定処理・瀝青安定処理。1層仕上り厚15cm以下(粒調)が目安。
- 路盤の締固めは最適含水比付近で行い、降雨後の高含水比時は施工を避ける。
「下層=クラッシャラン、上層=粒度調整」の対応と、プルーフローリング=路床・路盤のたわみ確認はそのまま出ます。
3アスファルト混合物の施工 ― 温度と転圧順序
図3 転圧の順序 ― 継目→初転圧(ロードローラ)→二次→仕上げ
- 敷均しはアスファルトフィニッシャで行い、敷均し時の温度は110℃を下回らないようにする。
- 転圧順序: ①継目転圧 → ②初転圧(ロードローラ・110〜140℃) → ③二次転圧(タイヤローラ又は振動ローラ) → ④仕上げ転圧(ローラマーク消し)。
- ローラは駆動輪を先(フィニッシャ側)に向けてゆっくり転圧。急停止・急旋回は変形のもと。
- 交通開放は舗装表面温度が50℃以下になってから(初期のわだち掘れ防止)。
- 寒冷期や風が強い日は温度低下が速いため、敷均し後すみやかに転圧する。
温度の数字替え: 「敷均しは90℃以上あればよい」✕(110℃)、「70℃以下で交通開放」✕(50℃以下)。順序替え: 「初転圧はタイヤローラ」✕(ロードローラ)。
4継目と補修
- 継目(ジョイント)は密度が小さくなりやすい弱点。上・下層の継目は同じ位置に重ねない。
- 横継目は平坦性に影響するため、既設側にすりつけて丁寧に締め固める。ホットジョイントでは同時施工でなじませる。
- 補修: わだち掘れ→切削オーバーレイ等/ひび割れ→シール材注入・打換え。流動によるわだちはアスファルト、摩耗によるものは表層の劣化が主因。
5頻出ひっかけ総まとめ+一問一答
| ひっかけ文(すべて✕) | 正しい知識 |
|---|---|
| タックコートは路盤上に散布 | 路盤上はプライムコート |
| プライムコートは基層と表層を接着 | 接着はタックコート |
| 敷均し温度は90℃を下回らない | 110℃を下回らない |
| 初転圧はタイヤローラで行う | ロードローラ(110〜140℃) |
| 交通開放は70℃以下で行う | 50℃以下 |
| 上下層の継目は同位置に揃える | 重ねない(ずらす) |
章末チェック ― 一問一答8問(○×)
- プライムコートは、路盤の仕上げ面に散布して路盤を保護し、上層とのなじみをよくする。
答: ○ - タックコートは、基層と表層の付着をよくするために散布する。
答: ○ - アスファルト混合物の敷均し時の温度は、110℃を下回らないようにする。
答: ○ - 初転圧は、タイヤローラを用いて140〜160℃で行う。
答: ✕ ― ロードローラ・110〜140℃。 - 仕上げ転圧は、ローラマークを消すために行う。
答: ○ - 交通開放は、舗装表面温度がおおむね50℃以下となってから行う。
答: ○ - 上層と下層の継目の位置は、施工しやすいよう同一箇所に揃える。
答: ✕ ― 重ねない。 - プルーフローリングは、路床・路盤のたわみ(不良箇所)を確認する方法である。
答: ○
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