土木用語辞典

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土木用語辞典

記事や問題に出てくる専門用語を、現場目線でやさしく解説。リンクをたどればいつでもここに戻れます。

土質調査・試験

標準貫入試験・N値ひょうじゅんかんにゅうしけん・エヌち

地盤の硬さ・締まり具合を調べる代表的な原位置試験。ボーリング孔の底で質量63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させ、サンプラーを30cm打ち込むのに要した打撃回数がN値。数字が大きいほど硬い地盤。同時に乱した試料も採取できる。

ハンマー 63.5kg 76cm 自由落下 サンプラーを30cm打ち込む → その打撃回数が「N値」 30cm
標準貫入試験のしくみ ― 63.5kg・76cm・30cmの3点セットで暗記

関連: コーン指数 ボーリング

ボーリング・柱状図ちゅうじょうず

機械で地盤に円筒状の孔を掘ること。地下の土の並びを直接確認でき、標準貫入試験や試料採取の入口になる。結果を深さ方向に整理した図が柱状図で、土質・N値・地下水位が1本の柱のように記される。

関連: 標準貫入試験

コーン指数 qc・トラフィカビリティー

コーン指数は、先端が円錐(コーン)のロッドを地面に押し込むときの抵抗値(kN/m²)。ポータブルコーン貫入試験で求める。建設機械が軟弱地を走行できるか(トラフィカビリティー)の判定に使う。湿地ブルドーザは300以上、ダンプトラックは1,200以上が必要 ― タイヤの機械ほど硬い地盤が要る。

関連: ブルドーザ 標準貫入試験

平板載荷試験へいばんさいかしけん

地表に置いた円形の鋼板に荷重をかけ、沈下量との関係から地盤反力係数(K値)を求める原位置試験。舗装の路床評価や、締固めの工法規定方式の管理に用いる。「室内試験」と書かれたら✕

関連: 工法規定方式

RI計器・砂置換法すなちかんほう

どちらも現場で盛土の密度を測る方法。砂置換法は掘り出した穴に密度既知の砂を流し込んで体積を測る伝統的な方法。RI計器は放射性同位元素を使ってその場で数分で密度と含水比を測定でき、測点数を増やせるのが利点。

関連: 締固め度 品質規定方式

CBR試験

路床・路盤材料の支持力を評価する室内試験。標準的な砕石の強さを100%としたときの比率(CBR値)で表し、アスファルト舗装の厚さ設計に使われる。「シー・ビー・アール=舗装の設計」とセットで覚える。

関連: 路体・路床

粒度試験・コンシステンシー限界

粒度試験は土に含まれる粒の大きさの分布を調べる室内試験。結果の粒径加積曲線がなだらか=粒度の良い土=よく締まる。コンシステンシー限界(液性限界・塑性限界)は、細粒土が水を含んで液状に変わる境目・塑性を失う境目の含水比のこと。

土量・盛土

土量の変化率 L・Cどりょうのへんかりつ

土は掘るとほぐれて増え、締め固めると減る。基準となる地山土量を1.0として、L=ほぐし土量÷地山土量(運搬計画に使用)C=締固め土量÷地山土量(配分計画に使用)。計算では「一度、地山に戻す」が鉄則。

地山 1.0 ほぐし ×L (1.2) 締固め ×C (0.9) L・Cはどちらも「地山」に掛ける係数
地山1.0を基準に、L(ほぐし)とC(締固め)で換算する

関連: 地山

地山じやま

まだ掘削されていない自然のままの地盤のこと。土量計算ではすべての基準(=1.0)。「地山を切り取る=切土」「土を盛る=盛土」という基本用語の起点になる。

路体・路床ろたい・ろしょう

道路盛土の断面の区分。路床は舗装のすぐ下・約1mの仕上げ部分、路体はその下の大部分。交通荷重の影響が大きい上部ほど品質が求められるため、敷均し厚さは路体35〜45cm以下・路床25〜30cm以下(上ほど薄い)

関連: CBR試験 締固め度

段切りだんぎり

傾斜した地山(勾配1:4より急)の上に盛土するとき、新旧の土がすべらないよう地山を高さ50cm・幅1m程度の階段状に切る処置。盛土と地山をかみ合わせるイメージ。

サンドマット

軟弱地盤上に盛土する前に敷く厚さ0.5〜1.2m程度の砂の層。圧密で絞り出された水の排水層になり、同時に施工機械の足場(トラフィカビリティー)も確保する。表層処理工法のひとつ。

関連: 圧密 トラフィカビリティー

締固め・品質管理

最適含水比・最大乾燥密度さいてきがんすいひ・さいだいかんそうみつど

土は乾きすぎても湿りすぎてもよく締まらない。突固めによる土の締固め試験(室内試験)で得られる締固め曲線の頂点、つまり最もよく締まるときの含水比が最適含水比(wopt)、そのときの乾燥密度が最大乾燥密度(ρdmax)。現場ではこの含水比に近づけてから転圧する。

最適含水比 最大乾燥密度 含水比→ 乾燥密度→
締固め曲線 ― 頂点が「最もよく締まる」条件

関連: 締固め度 品質規定方式

締固め度しめかためど

締固め度(%)=現場の乾燥密度÷室内試験の最大乾燥密度×100。盛土がどれだけしっかり締まったかの成績表。道路盛土では一般に90%以上(部位により異なる)が管理基準の目安。現場密度は砂置換法やRI計器で測る。

関連: 最大乾燥密度 RI計器・砂置換法

品質規定方式ひんしつきていほうしき

盛土の締固め管理のうち、満たすべき品質(締固め度など)を規定し、方法は施工者に任せる方式。「結果で管理」と覚える。対になるのが工法規定方式。

関連: 工法規定方式 締固め度

工法規定方式こうほうきていほうしき

締固め機械の機種・敷均し厚さ・転圧回数など「やり方」を規定する管理方式。「手段で管理」と覚える。GNSSやTSで転圧回数を面的に記録する情報化施工(ICT土工)もこの方式の発展形。

関連: 品質規定方式

締固め機械(タイヤ・振動・タンピング)

締固め機械は土質との相性で選ぶ。振動ローラ=砂・礫(振動で粒子を再配列)タンピングローラ=硬い粘性土(突起の集中荷重)タイヤローラ=適用範囲が広い万能型湿った粘性土に振動ローラは不適(こね返しで強度低下)。

関連: 最適含水比

軟弱地盤対策

圧密あつみつ

粘土地盤が荷重を受け、間隙の水がじわじわ絞り出されて長い時間をかけて沈下する現象。水を含んだスポンジを押すイメージ。粘性土特有で、沈下量・沈下時間は圧密試験(室内試験)で予測する。

水を含んだ粘土 水が抜けて沈下 荷重 荷重 長い時間をかけて… 間隙水が絞り出される
圧密のイメージ ― スポンジから水が絞り出されるように沈む

関連: サンドドレーン プレロード

サンドドレーン工法

軟弱な粘土層に砂の柱(排水路)を多数打設し、水の逃げ道を短くして圧密沈下を早める工法。「ドレーン=排水」。密度を上げる工法ではない点が最頻出のひっかけ(それはサンドコンパクションパイル)。紙の排水材を使うペーパードレーンも同じ発想。

関連: 圧密 サンドコンパクションパイル

サンドコンパクションパイル工法(SCP)

振動しながら砂を圧入して締め固めた砂杭をつくり、地盤の密度を増大させる工法。緩い砂地盤の液状化対策にも、粘性土の支持力増加にも使われる。サンドドレーン(排水)との混同に注意 ― 「コンパクション=締固め」。

関連: サンドドレーン 液状化

プレロード(盛土載荷重)工法

構造物をつくる前にあらかじめ盛土の重さをかけて、圧密沈下を先に済ませておく工法。「プレ=先に、ロード=荷重」。沈下が落ち着いたら盛土を取り除いて本体工事を行う。液状化対策ではない(粘性土の沈下対策)。

関連: 圧密

深層混合処理工法しんそうこんごうしょりこうほう

セメント系固化材を地中深くで原位置の土と攪拌混合し、柱状の改良体をつくって地盤を固める固結工法の代表格。粘性土・砂質土どちらにも適用でき、沈下とすべりを同時に抑えられる。

ウェルポイント工法

先端に吸水部のある小径のパイプを多数地中に打ち込み、真空ポンプで地下水を強制的に吸い上げて地下水位を下げる工法。掘削底面をドライに保つ目的で使う。「固結工法」と書かれたら✕(地下水位低下工法)。

液状化えきじょうか

「緩い砂+高い地下水位+地震」の3条件がそろうと、砂粒子のかみ合わせが外れて間隙水圧が上がり、地盤が一時的に液体のようにふるまう現象。マンホールの浮き上がり・噴砂・建物の傾きが典型症状。対策は締固め(SCP等)・水圧消散(グラベルドレーン)・固結

関連: サンドコンパクションパイル

法面・排水

法面・法肩・法尻・小段のりめん・のりかた・のりじり・こだん

切土や盛土でつくる人工斜面が法面。その最上端が法肩、最下端が法尻。高い法面の中間に設ける水平な棚が小段(幅1〜2m)で、雨水の流速を弱め点検の足場にもなる。

関連: 勾配1:n 法面保護工

勾配 1:nこうばい

斜面の傾きの表し方で、高さ1に対する水平距離n。nが大きいほど緩い(1:2.0は1:1.5より緩やか)。盛土法面の標準は1:1.5〜2.0程度、切土(土砂)は1:0.8〜1.5程度が目安。

高さ 1 水平 n nが大きい=緩い斜面
勾配1:n ― 高さ1進む間に水平へnだけ進む傾き

法面保護工のりめんほごこう

法面の浸食・風化を防ぐ工事の総称。植生工(種子吹付け・張芝など)=浸食防止と緑化構造物工(モルタル吹付け・法枠・石張りなど)=風化防止や崩落抑止湧水のある法面に植生工は不適 ― 排水機能のある構造物工を選ぶ。

関連: 法面

明渠・暗渠・釜場めいきょ・あんきょ・かまば

明渠=地表の見える排水路(側溝)で表面水を処理暗渠=地中に埋めた排水路で浸透水を処理。釜場は掘削底面の一角に掘るくぼみで、湧水を集めてポンプで排水する最も簡易な方法。

建設機械

ブルドーザ

履帯(キャタピラ)で走行し、前面の排土板で土を掘削・押土・敷均しする万能機械。接地圧が低く軟弱地に強い(湿地型はコーン指数300以上で走行可)。ただし「押す」機械なので運搬は60m以下の短距離が適正。

関連: コーン指数 スクレーパ

スクレーパ

走行しながら地面を薄く削り取り(掘削)、土をボウルに積み込み、運搬・敷均しまで1台でこなす機械。被けん引式は60〜400m、自走式は200〜1,200mの中距離運搬が得意。短距離はブルドーザ、長距離はダンプに譲る。

関連: ブルドーザ

リッパビリティ

ブルドーザ後部の爪(リッパ)で硬い岩を掘削できるかの度合い。地山の弾性波速度で判定する。「トラフィカビリティ=コーン指数」「リッパビリティ=弾性波速度」の対比で出題される。

関連: コーン指数

建設機械の作業能力 Q=q×n×f×E

機械の1時間あたり施工量。q=1サイクルの作業量、n=時間あたりサイクル数、f=土量換算係数(L・Cで補正)、E=作業効率。サイクルタイムが短いほど、現場条件が良いほど能力は上がる。

関連: 土量の変化率L・C

コンクリート

水和反応すいわはんのう

セメントが水と化学反応して硬化する反応。「乾いて固まる」のではなく「水と反応して固まる」。反応には時間がかかり熱(水和熱)を発する。だから固まるまで水を与え続ける湿潤養生が必要で、大量に打つマスコンクリートでは熱がこもってひび割れの原因になる。

関連: 養生

水セメント比(W/C)みずセメントひ

水の質量÷セメントの質量で表す、配合の最重要指標。小さいほど強度・耐久性が高い(水が少なく密実になる)。一般に65%以下が耐久性からの上限目安。設計では各条件から求めた値のうち最も小さい値を採用する。

関連: スランプ

スランプ・スランプ試験

フレッシュコンクリートの軟らかさを表す値。高さ30cmのコーンに3層×各25回突きで詰め、引き上げた後の下がり量(cm)で表す(0.5cm単位)。大きい=軟らかい=水が多いので、作業できる範囲でできるだけ小さく設定するのが原則。

関連: ワーカビリティー 水セメント比

ワーカビリティー

運搬・打込み・締固め・仕上げなど「作業のしやすさ」を表す総合的な性質。スランプ試験などで判断する。

関連: コンシステンシー スランプ

コンシステンシー

変形・流動に対する抵抗性、つまり「軟らかさ・硬さ」そのものを表す性質。ワーカビリティー(作業のしやすさの総合評価)より狭い概念で、両者を入れ替えるひっかけが頻出。

関連: ワーカビリティー

ブリーディング

打込み後、比重の軽い水が分離して表面に上昇してくる現象。単位水量が多いほど大きくなり、水の通り道や鉄筋下面の空隙など欠陥の原因になる。表面に上がった水は取り除いてから上層を打つ。

関連: レイタンス

レイタンス

ブリーディングに伴い表面に浮き出て沈殿した微細な脆弱物質の層。強度がほぼ無いため、打継ぎの際は必ず除去し、表面を粗にして吸水させてから新しいコンクリートを打つ。

関連: ブリーディング 打継目

AE剤・AE減水剤エーイーざい

コンクリート中に微細な独立気泡を連行する混和剤。①ワーカビリティー改善、②凍結融解に対する抵抗性向上が効果。ただし空気が増えるほど強度は低下する。AE減水剤は減水効果(同じ軟らかさをより少ない水で)も併せ持つ。

関連: 水セメント比

打継目うちつぎめ

コンクリートを分けて打つ際に計画的に設ける継ぎ目。せん断力の小さい位置に、圧縮力の作用方向と直角に設けるのが原則。施工時はレイタンスを除去し、十分吸水させてから打ち継ぐ。

関連: コールドジョイント レイタンス

コールドジョイント

許容打重ね時間(25℃以下2.5h・25℃超2.0h)を超えて打ち重ねたために、下層と上層が一体化せずにできる不連続面。強度・水密性の欠陥。計画的に設ける「打継目」とは別物 ― この区別が最頻出。

関連: 打継目

養生・湿潤養生ようじょう

打込み後のコンクリートを硬化に必要な温度・湿度に保ち、有害な作用から保護すること。水和反応には水が必要なので基本は「湿潤に保つ」。標準日数は普通ポルトランドで15℃以上5日・10℃以上7日・5℃以上9日(早強3・4・5日、混合B種7・9・12日)。気温が低いほど長く

関連: 水和反応

かぶり・スペーサ

かぶりはコンクリート表面から鉄筋「表面」までの最短距離(中心までではない)。鉄筋の腐食防止・耐火・付着確保の役割を持つ。かぶりを確保する部品がスペーサで、モルタル製・コンクリート製が標準。はり・床版で1m²あたり4個程度が目安。

安全管理

統括安全衛生責任者・元方安全衛生管理者・安全衛生責任者

元請+下請で常時50人以上(ずい道等は30人以上)の混在現場の管理体制。元請は「統括安全衛生責任者」(現場トップ)と「元方安全衛生管理者」(技術的実務)を選任し、下請は「安全衛生責任者」(連絡窓口)を選任する。選任する側の入れ替えが最頻出のひっかけ。

関連: 作業主任者

作業主任者さぎょうしゅにんしゃ

危険な作業ごとに免許または技能講習修了者から選任し、作業を直接指揮させる制度。基準はざっくり「掘削は2m以上、足場・コンクリート解体は5m以上」。土止め支保工・型枠支保工・酸欠作業は高さによらず必要。

関連: 明り掘削 土止め支保工 酸素欠乏

明り掘削あかりくっさく

トンネルではなく地上から行う掘削作業。手掘りの勾配基準は、岩盤・堅い粘土(5m未満90度/5m以上75度)、その他の地山(2m未満90度/2〜5m75度/5m以上60度)、砂は35度以下または高さ5m未満、発破後は45度以下または2m未満。作業開始前・大雨・中震以上の地震後に地山を点検する。

関連: 土止め支保工

土止め支保工・切りばり・腹起しどどめしほこう

掘削壁の崩壊を防ぐ仮設構造。腹起しは壁に沿う水平材、切りばりは対面する腹起し間の突っ張り材。組立図を作成して組み立て、切りばりの上に物を置くのは禁止。点検は7日を超えない期間ごと+中震以上の地震後+大雨後

関連: 明り掘削

定格荷重・アウトリガー

定格荷重は負荷できる最大荷重からフック等つり具の重さを除いた荷重(つり具込みの「つり上げ荷重」と区別)。アウトリガーは移動式クレーンの転倒を防ぐ張出し脚で、最大限に張り出すのが原則。つり荷の下は立入禁止、荷をつったまま運転位置を離れるのも禁止。

関連: 玉掛け

玉掛けたまがけ

クレーンのフックに荷を掛け外しする作業。つり上げ荷重1t以上のクレーンでは技能講習修了者(1t未満は特別教育)が行う。ワイヤロープは安全係数6以上、キンク(よじれ)や著しい損傷・腐食のあるものは使用禁止。

関連: 定格荷重

酸素欠乏危険作業さんそけつぼう

マンホール・井戸・タンク内などで酸素濃度18%未満になる危険のある作業。作業前に濃度を測定し、酸素18%以上(第二種は硫化水素10ppm以下も)に保つよう換気する。換気に純酸素は使用禁止。換気できないときは空気呼吸器・送気マスク(防毒マスクは不可)。

関連: 作業主任者

墜落制止用器具(フルハーネス型)

旧「安全帯」。高さ2m以上で作業床を設けられない場合などに使用する。高さ6.75mを超える箇所ではフルハーネス型が義務(建設業では5m超から推奨)。使用には特別教育が必要。

品質管理

品質特性・代用特性ひんしつとくせい

品質を数値で評価する「ものさし」(盛土なら乾燥密度、コンクリートなら圧縮強度など)。工程を総合的に表し、早期に判定でき、測定しやすいものを選ぶ。本来の特性の測定が難しければ、関係の深い代用特性(例: 強度の代わりにW/C)を用いてよい。

ヒストグラム

測定データを区間に分けて度数を柱状に表した図。分布(ばらつき)の姿と規格値との関係がひと目で分かるが、時間的変化は分からない(それは管理図の役割)。二山型→層別して調査、絶壁型→選別データの疑い。

関連: 管理図 層別

管理図(x̄-R管理図)かんりず

データを時間順に打点し、中心線(CL)と上下の管理限界線(UCL・LCL)で工程の安定を判定する図。点が限界内でランダムなら安定、限界外・連・傾向は異常。管理限界線は規格値ではなくデータから計算する

関連: ヒストグラム

層別そうべつ

データを機械別・材料ロット別・作業班別などのグループに分けて分析し直すこと。ヒストグラムが二山型になったら、異なる母集団が混ざっているサインなので層別すると原因が見える。

関連: ヒストグラム

全数検査・抜取検査ぬきとりけんさ

全数検査は不良を見逃すと致命的な場合や検査が容易な場合に。抜取検査は破壊検査(圧縮試験など)・大量品に用い、ロットの合否を統計的に判定する。「破壊検査は必ず抜取」と理屈で覚える。

レディーミクストコンクリートの受入検査

荷卸し地点で行う検査。判定基準はスランプ±2.5cm(8〜18cm時)・空気量±1.5%・塩化物イオン0.30kg/m³以下・圧縮強度は1回85%以上かつ3回平均100%以上。「±2.5と±1.5の入れ替え」が最頻出のひっかけ。

関連: 呼び強度 スランプ

呼び強度よびきょうど

レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)で保証される強度の呼び名。受入の強度判定は「1回の試験結果が呼び強度の85%以上」かつ「3回の平均が呼び強度以上」の二段構え。試験は材齢28日が標準。

関連: 受入検査

基礎工

場所打ち杭ばしょうちぐい

現場で孔を掘り、鉄筋かごを建て込んでコンクリートを打つ大口径の杭。工法はオールケーシング・アースドリル・リバース・深礎の4つで、違いは「孔壁を何で守るか」。打設前のスライム処理と、トレミー管による水中打設が品質のカギ。

関連: 場所打ち杭の4工法 スライム トレミー管

場所打ち杭の4工法(孔壁保護の対応)

オールケーシング=ケーシングチューブ(鋼管)アースドリル=安定液(ベントナイト)リバース=自然泥水(スタンドパイプ内水位を地下水位+2m以上)深礎=ライナープレート等の土留材この組合せの入れ替えが毎年のひっかけ

関連: 場所打ち杭

中掘り杭工法・プレボーリング工法なかぼりぐいこうほう

既製杭の埋込み工法。中掘りは杭の中空部をオーガで掘りながら沈設し、先端処理(最終打撃/セメントミルク噴出攪拌/コンクリート打設)で支持力を確保。先掘り・拡大掘りは支持力低下のため原則禁止。打撃工法より低騒音・低振動。

スライム

場所打ち杭の掘削中に孔底に沈殿した土砂・くず。杭の先端支持力を直接損なうため、コンクリート打設前に必ず除去する(一次処理: 掘削直後、二次処理: 鉄筋かご建込み後)。

関連: 場所打ち杭

トレミー管

水中・泥水中にコンクリートを打つための縦管。先端を常にコンクリートの中に2m以上挿入したまま連続打設し、水と混ざるのを防ぐ。「先端をコンクリート面より上に保つ」は✕

関連: 場所打ち杭

ヒービング・盤ぶくれ

ヒービングは軟らかい粘性土の掘削で、背面の土の重さにより掘削底面が盛り上がる現象。盤ぶくれは難透水層の下の被圧地下水で底面が持ち上がる現象。対策は根入れを深く・地盤改良・(盤ぶくれは)減圧井戸など。

関連: ボイリング

ボイリング

地下水位の高い砂質土の掘削で、上向きの浸透流により砂が沸き立つように吹き上がる現象(クイックサンド)。対策は根入れを深く・地下水位の低下・止水。「粘性土で発生」は✕(それはヒービング)

関連: ヒービング

支持層しじそう

構造物の荷重を支えられる良質な地層。目安は砂質土でN値30以上、粘性土でN値20以上程度。直接基礎では底面を支持層に密着させ、乱した地盤は置換え・締固めで処理する。

関連: N値

工程管理

ネットワーク式工程表・アクティビティ・イベント

○(イベント=結合点)と→(アクティビティ=作業と所要日数)で作業の流れを表す工程表。作業の相互関係と重点管理箇所(クリティカルパス)が明確なのが最大の長所。短所は作成に手間がかかること。

関連: クリティカルパス ダミー

ダミー

ネットワーク式工程表で所要日数ゼロ・順序関係だけを示す点線の矢線「ダミーにも所要日数がある」は✕の定番ひっかけ。

関連: ネットワーク式工程表

クリティカルパス

開始から終了までの経路のうち最も日数が長い経路(=工期)。この経路上の作業はフロート(余裕)が0で、1日遅れると工期全体が1日遅れる。複数存在することもあり、ダミーを含むこともある。「最短経路」と書かれたら✕

関連: フロート

フロート(トータルフロート・フリーフロート)

作業の余裕時間。トータルフロート(TF)=その作業で使える最大の余裕フリーフロート(FF)=使っても後続作業に影響しない余裕。常にFF≦TF。TF=0の作業の連なりがクリティカルパス。

関連: クリティカルパス

バーチャート・ガントチャート

バーチャート(横線式)は作成が容易で工期・所要日数が分かる作業の相互関係は不明確。ガントチャートは各作業の達成度(%)を表すが工期は分からない。「何が分かって何が分からないか」の入れ替えが頻出。

関連: ネットワーク式工程表

工程管理曲線(バナナ曲線)

時間経過率×出来高率のグラフに上下の許容限界を描いたもの。実施曲線が下方限界を下回れば「遅れ」で計画見直し、上方限界超過も原価・品質に無理がある疑い。出来高累計は一般にS字カーブを描く。

山積み・山崩しやまづみ・やまくずし

日ごとの必要人員・機械を棒グラフ化するのが山積み、フロートの範囲で作業時期をずらして資源を平準化するのが山崩し。限られた人員・機械を効率よく使うための手法。

関連: フロート

経済速度けいざいそくど

工事原価が最も安くなる施工速度。遅すぎると固定費がかさみ、速すぎる(突貫工事)と残業・機械増強で原価が急増する ― その中間の最安点。工程計画はこの付近を狙って立てる。

構造物(鋼・コンクリート)

高力ボルト摩擦接合

強く締めたボルトで部材を密着させ接合面の摩擦力で力を伝える接合。締付けはボルト群の中央から外側へ。方法はトルク法・ナット回転法・トルシア形。摩擦面は黒皮を除去し赤錆状態に。共回りは締付け不良。溶接と併用する場合はボルトが先

開先溶接・すみ肉溶接かいさき

部材の端を加工して断面全体を溶かし込むのが開先(突合せ)溶接、直角に重ねた隅を三角形に溶接するのがすみ肉溶接。低温時は予熱で低温割れを防ぐ。

関連: 溶接欠陥 エンドタブ

溶接欠陥(アンダーカット・ブローホール・オーバーラップ)

アンダーカット=止端に沿ったえぐれ溝ブローホール=溶接金属内の気孔オーバーラップ=溶けずに母材へ重なった部分。外観検査や非破壊検査(放射線・超音波)で確認する。名称の入れ替えが定番ひっかけ。

エンドタブ

溶接の始端・終端は欠陥が出やすいため、本体の外に取り付けた補助板上で溶接を始終し、後で切断する部材。

中性化ちゅうせいか

空気中のCO₂によりコンクリートのアルカリ性が失われ、鉄筋の不動態被膜が壊れて腐食に至る劣化機構。対策はかぶりを厚く・W/Cを小さく密実に

関連: かぶり 塩害

塩害えんがい

塩化物イオンが鉄筋の不動態被膜を破壊し腐食・ひび割れを起こす劣化機構。対策は塩化物総量規制(0.3kg/m³)・かぶり・表面被覆など。海岸部で特に注意。

アルカリシリカ反応(ASR)

反応性骨材がセメントのアルカリと反応して膨張し、亀甲状ひび割れを起こす劣化機構。対策は高炉・フライアッシュセメントの使用、アルカリ総量規制、非反応性骨材。

凍害とうがい

コンクリート中の水分の凍結融解の繰返しで表面剥離(スケーリング)やひび割れが進む劣化機構。対策はAE剤による微細気泡とW/C低減。

関連: AE剤

河川・砂防

天端てんば

堤防や擁壁などの構造物の頂部(てっぺん)のこと。堤防では川側が表法面、住宅側が裏法面。

腹付け・かさ上げはらづけ

既設堤防を太らせるのが腹付け(原則裏法面側に行う)、高くするのがかさ上げ。旧堤との接合面には段切りを設けて新旧の土をかみ合わせる。

関連: 段切り

樋門ひもん

堤防を横断して水路を通す構造物。周囲の埋戻し・締固めが緩いと水みちができ堤防の弱点になるため、小型機械で入念に施工する。

護岸(法覆工・基礎工・すり付け工)

護岸は上から法覆工(法面の被覆)→基礎工(法覆工の土台)→根固工(前面の洗掘防止)の3点セット。基礎工天端は洗掘を考慮し計画河床より深く。すり付け工は護岸の上下流端と河岸のなじみを取る。

関連: 根固工

根固工ねがためこう

護岸や堤防の基礎前面に異形ブロック等を置き、河床・海底の洗掘を防ぐ工。基礎工とは絶縁し(一体化せず)、河床変化に追随できる構造とするのがポイント。

水通し・袖(砂防えん堤)みずとおし・そで

水通しはえん堤中央の越流部(台形断面)、袖は両端部で両岸に向かって上り勾配とし堅固な地山に嵌入させる。基礎の根入れは岩盤1m以上・砂礫2m以上

関連: 前庭保護工

前庭保護工(水叩き・副えん堤)ぜんていほごこう

本えん堤を越流した水による下流側の洗掘を防ぐ設備。水叩き(コンクリート床)と副えん堤で構成。施工順序は本えん堤基礎→副えん堤→側壁・水叩き→本えん堤上部

道路・舗装

路盤(下層・上層)ろばん

舗装の荷重を分散する層。下層路盤=クラッシャラン・安定処理など経済的な工法上層路盤=粒度調整砕石・瀝青安定処理など高品質な工法。締固めは最適含水比付近で。

関連: プライムコート

プライムコート・タックコート

プライムコート=路盤の仕上げ面に散布(保護・防水・なじみ)タックコート=基層の上に散布(基層と表層の接着)役割の入れ替えが最頻出 ―「タック=くっつく」で記憶。

プルーフローリング

荷重車(ダンプ等)を走らせて路床・路盤のたわみや不良箇所を目視確認する検査。不良箇所は置換えなどで処置する。

わだち掘れ

車輪の通り道に沿って舗装がへこむ変状。混合物の流動(高温・重交通)や摩耗が原因で、補修は切削オーバーレイなど。交通開放温度(50℃以下)を守ることが初期わだち防止になる。

ダム・トンネル

転流工てんりゅうこう

ダム本体を乾いた状態で施工するため河川の流れを仮排水トンネル等へ切り替える工事。日本では仮排水トンネル方式が多い。

グラウチング(コンソリデーション・カーテン)

基礎岩盤にセメントミルクを注入する改良工。コンソリデーション=基礎全体の弱部補強カーテン=堤体上流側に遮水のカーテン形成目的の入れ替えが定番ひっかけ

RCD工法・グリーンカット

重力式ダムの合理化施工。超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し振動ローラで転圧する面状工法。水和熱が小さく大量急速施工向き。リフトの水平打継面はグリーンカットでレイタンス除去

NATM・吹付けコンクリート

地山自身の支える力を活かす山岳トンネル工法。掘削後すみやかに吹付けコンクリート(凹凸を埋め平滑に)・ロックボルト・鋼製支保工で支保し、計測で挙動確認しながら掘進する。

関連: ロックボルト 覆工

ロックボルト

トンネル周囲の地山に打ち込み地山を締め付けて一体化させる支保部材。「土砂を受け止める柵」ではない。

覆工ふっこう

支保の内側に打つ仕上げのコンクリート。地山が安定した後、防水シートを挟んで打設する。

ベンチカット工法(掘削方式)

トンネル断面を上半・下半の2段に分けて掘削する最も一般的な方式。全断面工法(小断面・良好地山)、導坑先進工法(不良地山)と使い分ける。ダム基礎掘削のベンチカットも同じ発想の段切り掘削。

海岸・港湾

汀線ていせん

海面と陸地の境の線(なぎさの線)。海岸構造物の配置は「汀線に平行か直角か」で整理する。

離岸堤・突堤りがんてい・とってい

離岸堤=汀線から離して平行に設置し波を弱め背後に砂をためる(トンボロ)。突堤=汀線から直角に突き出し沿岸方向の漂砂を制御。向きの入れ替えが定番ひっかけ

関連: 漂砂

漂砂ひょうさ

波や流れによって海岸沿いに移動する砂。漂砂の供給と流出のバランスが崩れると海岸侵食が起こる。侵食対策は下手側から着手が原則。

消波工しょうはこう

異形ブロック(テトラポッド等)を堤防・防波堤の前面に積み波のエネルギーを弱める工。乱積みは施工しやすく据付け後かみ合いが良くなる。層積みは整然だが手間。

ケーソン

防波堤・岸壁に使う鉄筋コンクリート製の大型の箱。曳航→静穏時に据付け→各隔室へ均等に注水→ただちに中詰め→蓋コンクリートの手順。「片側から注水」「中詰めは後日」は✕

浚渫(ポンプ船・グラブ船)しゅんせつ

航路・泊地の海底土砂を掘り水深を確保する工事。ポンプ船=広域の軟泥を大量連続処理グラブ船=狭い場所・構造物際・硬めの土。計画水深確保のため余掘りを見込む。

鉄道・地下構造物

道床バラストどうしょう

まくらぎの下に敷く砕石層。荷重分散・排水・振動吸収が役割で、材料は硬質で角ばった砕石(丸い砂利は✕)。

カント・スラック

曲線部の軌道の工夫。カント=外側レールを高くする(遠心力対策)スラック=軌間をわずかに広げる(車輪の通過性)「カント=高さ、スラック=幅」の入れ替えが毎年のひっかけ

列車見張員・工事管理者(営業線近接工事)

営業線近接工事の保安要員。工事管理者=現場ごとに専任列車見張員=列車の接近を監視・合図(省略不可)。列車接近時は作業中断し建築限界の外へ待避。

関連: 建築限界

建築限界けんちくげんかい

列車が安全に走るため、線路周囲に確保しなければならない空間の限界。工事の機械・材料はこの中に入れてはならない。

シールド工法・セグメント

シールド機で地山を守りながら掘進し、後方でセグメント(覆工のリング)を組み立てる都市トンネル工法。密閉型は泥水式(加圧泥水で切羽安定・地上で泥水処理)土圧式(掘削土砂で切羽安定)

関連: 裏込め注入

裏込め注入・テールボイド

シールド機の通過後、セグメント外周にできる隙間(テールボイド)を放置すると地表沈下の原因になるため、すみやかに裏込め注入で充填する。

上下水道

土被りどかぶり

地表面から埋設管の頂部までの深さ。道路下の水道管は原則1.2m以上(やむを得ない場合0.6m以上)。他の埋設物との離隔は30cm以上

異形管防護いけいかんぼうご

曲管・T字管など水圧の不平均力が働く箇所を、コンクリートブロック等で固定・防護すること。防護を怠ると継手が抜ける。

ダクタイル鋳鉄管

強度・じん性に優れる水道用の鋳鉄管。切断は専用機械で行い切り口は防食処理。据付けは受口を高い方(上流)へ向けるのが一般的。布設後は水圧試験で漏水確認。

下水道管きょの基礎(砂・はしご胴木・鳥居)

剛性管の基礎は地盤に応じて硬質土=砂・砕石基礎/軟弱土=はしご胴木・コンクリート基礎/極軟弱土=鳥居基礎・鉄筋コンクリート基礎。可とう性管は原則砂等の自由支承「極軟弱に砂基礎」は✕

推進工法すいしんこうほう

立坑から管をジャッキで押し込む非開削工法。小口径管推進は高耐荷力方式(管が推進力を負担)・低耐荷力方式(管は周面抵抗のみ)・鋼製さや管方式に分類。先導体の方向精度管理が重要。

更生工法こうせいこうほう

老朽した管きょの内側に新しい管(ライニング)を形成して再生する非開削の補修工法。開削せずに機能回復できる。

水面接合すいめんせつごう

下水道管きょの接合方式のひとつで、上下流の計画水位を一致させて接合する。水理条件がよく最も合理的とされる。ほかに管頂接合(下流ほど深くなる)・管底接合(掘削は浅いが上流の水理条件が悪い)・段差/階段接合(急勾配地)がある。

伏越しふせこし

下水道管きょが河川や地下埋設物の下をくぐる部分。逆サイフォンの原理で流す。土砂が堆積しやすいため管内流速は上流管きょより速くし、伏越し室にはゲート(角落し)と泥だめを設ける。

法規・契約

主任技術者・監理技術者

主任技術者=すべての工事現場に配置監理技術者=元請で下請契約総額4,500万円以上(建築一式7,000万円以上)のとき主任に代えて配置。専任=公共性ある工事で請負4,000万円以上(建築8,000万円以上)。数字の混同が最頻出。

施工体制台帳・施工体系図

下請を含む施工体制を記載した台帳と、分担関係を図示した体系図。下請契約総額4,500万円以上(建築一式7,000万円以上)の元請が作成(公共工事は金額によらず作成)し、現場に備え置き・掲示する。

特定建設作業とくていけんせつさぎょう

くい打機・削岩機・バックホウ等を使う著しい騒音・振動を発生する作業(指定地域内)。騒音85dB以下・振動75dB以下(敷地境界)・作業開始7日前までに市町村長へ届出

道路占用許可・特殊車両通行許可

道路に足場・仮囲い・埋設管等を設けるには道路管理者の占用許可が必要。一般的制限値(幅2.5m・総重量20t・高さ3.8m等)を超える車両は特殊車両通行許可を受ける。

36協定サブロクきょうてい

法定労働時間(1日8時間・週40時間)を超えて時間外・休日労働をさせる場合に必要な労使協定(労基法36条)。締結し労働基準監督署へ届け出る。

公共工事標準請負契約約款やっかん

発注者と受注者の対等な合意に基づく契約ルール。一括下請負は禁止、設計図書との不一致は監督員に通知して確認請求、現場代理人と主任技術者は兼務可

関連: 設計図書

設計図書せっけいとしょ

図面・仕様書(共通/特記)・現場説明書・質問回答書の4点。契約書は含まれないのが超定番ひっかけ。図書間の食い違いは監督員に確認を請求する。

現場代理人げんばだいりにん

受注者の代理として工事現場に常駐し運営・取締りを行う者(常駐緩和の規定あり)。主任技術者・監理技術者と兼務できる

測量・施工計画

トータルステーション(TS)

角度と距離を同時に観測して座標を計算できる測量機器。トラバース測量・出来形管理・情報化施工(TS転圧管理)に広く使われる。

GNSS測量

衛星測位による測量。受信機間の視通は不要だが上空の視界(衛星の見通し)が必要。基準局と移動局で高精度な位置を得るRTK法などがある。

水準測量すいじゅんそくりょう

レベルと標尺で高低差を求める測量。器械高IH=既知点の地盤高+後視求点の地盤高=IH−前視。誤差消去は前視・後視を等距離(視準軸誤差・球差気差)レバー数を偶数(標尺の零点誤差)。鉛直軸誤差は観測方法では消去できない。

トラバース測量とらばーすそくりょう

基準点から測線をつないで各点の位置(座標)を求める測量。精度は閉合比=閉合誤差÷全測線長で表し、小さいほど高精度。閉合誤差は測線長に比例して配分(コンパス法則)する。

事前調査じぜんちょうさ

施工計画の第一歩。契約条件の調査(契約書・設計図書)と現場条件の調査(地形・地質・気象・近隣・支障物等)の両方を行う。「現地だけ」「書類だけ」は✕

指定仮設・任意仮設

指定仮設=発注者が設計図書で指定(変更には発注者の承諾必要・契約変更対象)任意仮設=施工者の裁量・責任で計画(創意工夫の余地・原則契約変更対象外)。仮設にも安衛則等の基準は適用される。

損料そんりょう

建設機械の減価償却費・維持修理費などの機械経費。機械経費=損料+運転経費(燃料・オペレータ等)で構成される。

環境・副産物

特定建設資材(建設リサイクル法)

分別解体・再資源化が義務付けられる4品目=コンクリート/コンクリート及び鉄/木材/アスファルト・コンクリート。対象規模は解体80m²・新築500m²・修繕1億円・土木工事等500万円以上建設発生土・汚泥は4品目に含まれない

マニフェスト(産業廃棄物管理票)

産業廃棄物の処理を最終処分まで追跡する管理票。交付するのは排出事業者=元請(処理責任も元請)。返送された写しで完了を確認し、5年間保存

建設副産物・建設発生土

工事に伴い副次的に発生する物品の総称。建設発生土は廃棄物ではなく再生資源として利用調整の対象。がれき類・建設汚泥・廃プラ等は産業廃棄物として適正処理する。

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